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カテゴリ:第二百十六話(はるか篇-8)( 1 )

第二百十六話(はるか篇-8)

リヴィングへ戻りいつもの椅子に腰を下ろした。
夕飯のことを考えなければと思いながらその場所に座ったきりどうにもそれ以上動くことができなくなった。
テレビをつける気さえ起きなかった。
もう何をどう考えていいのかがわからなかった。

原田も園長も、智和君も飯島先生も千秋先生も、なんだかここしばらくのすべてがひどく遠くに思われて仕方がなかった。
自分の妊娠のことさえともすれば現実のような気がしなかった。
手袋の発見が自分の全部を今朝の夢の続きの中へとすっかり誘い込んでしまったかのようだった。

―まことに会いたいと思っていた。
いつのまに会いたくてたまらなくなっていた。

気づくとその気持ちはずっと前からそこにあったようでもあった。
あの朝別れた時から、いやそれよりももっとずっと以前から胸のどこかで眠っていたような気がした。
そして間違いなく眠らせたのは自分だった。

ふとテーブルの隅の郵便物の山に目が止まった。
乱雑に積み上げられた新聞の隙間には封筒の端が幾つかはみ出していた。
ここ数日すっかり整理もせずに溜め込んでしまっていたことを思い出し、そういえばそろそろ新聞も回収日が近かったはずだとカレンダーに目をやって確かめた。
何か作業をしていれば気が紛れることは今朝の一連で十分にわかっていた。
腕を伸ばしてはるかはその紙の山を手元へと引き寄せた。
封書は案の定ほとんどがダイレクトメールと請求書の類だった。
だが中に一つだけ手書きの宛名が見つかった。
大きめの封筒が今にもはちきれそうなほどに膨らんでいた。
裏書を確かめるまでもなかった。
それはまことからの新しい手紙だった。

いったい何日ここに放り出してしまっていたのだろう。
そう訝って消印に目を凝らしたけれど、日付はかすれて読み取れなかった。
まことに申し訳なく思いながらはるかはゆっくりとその封を切った。

『おばさんのこと、知らなくてごめんなさい―』

手紙はまずその一言から始まっていた。
それからまことは、家を出てからの自分の生活を簡潔に、けれど正直に綴っていた。
それは彼女の母親の人生に似ていた。
だがはるかは眉をひそめるよりもむしろ痛みのようなものを感じた。
まことの筆致からも彼女がその時間を悔いていることがひしひしと伝わってきた。
読みすすむうちそれでも今はだいぶ落ち着いた生活ができているらしいと知り、我がことのようにほっとした。
文字はいつしかまことの声になって脳裏に響いた。

『いつだって私は貴女になりたかったの』

耳元で彼女がそうささやいた。

『貴女の肩や腕が手首がどれほど私に美しく見えていたか、貴女にはきっとわからないと思います。
時折貴女が組んだ手を前に差し伸べて小さな伸びをする、ただそれだけの仕草にいつもどぎまぎとなって、あたしはいつだって、その自分の気持ちをどうすればいいのかがわからなくなって途方に暮れていたの。

恋愛感情っていうのかな。
好きとか、憧れる気持ちっていうのは、ひょっとすると自分が絶対なれないものになりたいっていう気持ちに一つの形なのかもしれないと、近頃はそんなふうに考えることがあります。
だから男は女に、女は男に惹かれるんじゃないか。
どう足掻いても自分がなれない存在だから。

でも私にとっては貴女がそうだったの。
ずっと昔から。
きっと初めて会った時から』

気づくといつのまに音のないまことの声に自分の声が重なっていた。
それは不思議な感覚だった。
その文章はまことが自分に向けて書いたものに間違いはないのに、なのにそれはまるではるか自身がまことに話したいと思っている思いを、まことの文字が勝手に言葉にしてくれているかのように錯覚された。

あの子はいつだってあたしの少し先にいる。
興味なんて全然ないみたいな素振りをしながら、本当はあたしのことを全部わかってくれている。
そんなことを考えもした。
まことの手紙は続いた。

『昔から私の心はこの身体を離れたがっていました。
すべてではないにしても、そう望んでいる部分は確実にどこかにあったのだと思います。
その感覚は今になっても消えてはいない。
決して消えようとはしてくれない。
たぶんそれは、決して幸せなものではなかった幼児期の私の生い立ちと無関係ではないのでしょう。

でもね、そんなことはもうどうでもいいの。
もし私に幸福と呼べる時期があったのだとしたら、それは貴女の家で、貴女の家族と暮らした年月でした。
本当は苦しい思いばっかりだったのに、それすら今はたまらなく懐かしく思い出します。

何故苦しかったのか。
あるいは貴女はそう疑問に思うかもしれません。
それはね、もうその頃から私がずっと貴女を好きだったからなの。
その自分をはっきりと自覚していたからなの』

愛しているのに。
あの夜そう泣き出したまことの顔が自ずと浮かんだ。

『どうしてあたしたちは女同士に生まれてきてしまったんだろう。
いえ、何故あたしはこの体に生まれてしまったんだろう。
あの時期の私は日々そんなことばかり考えていたように思います。
もっとも、それは今でもそうなんだけどね。

たぶんそれが苦しくてたまらずに、きっとあの頃の私は自分でも気づかないどこかで、できるならもう逃げ出してしまいたいなどと思っていたのかもしれません。
それに、あんなことをしてしまえばきっと貴女とはもうそのままの関係ではいられないとも思ったし、娘をそんなふうに見ていると知ったらご両親だって絶対、今までと同じように私を受け入れてくれることはないだろうとも考えていました。

だからあの日、私はどうしても帰ることができなくなってしまったんだと思います。
だってね、もしよりによって貴女たちから憎悪みたいなものをぶつけられてしまったら、もしそんなことになったら私はきっと、本当に粉々に壊れていてしまっていたんじゃないかと思うの。
憎み憎まれる関係なんてあの母親とだけでもうたくさんだったのよ。

バカだよね。
そんなはずなんて決してないのに。
貴女もおばさんも絶対そんな人じゃないって、そんなこともう十分わかっていたはずなのに。
でもね、それでもやはり、今でも貴女たちが私のこの気持ちまで全部、受け止めてくれるかっていうと、それは確信は持てないの。
今だってね、好きって文字を書くそのたんびに心臓がばくばくいってるのよ。
笑っていいわよ、はるか。
でもおかしいね。
好きって、女の子って書くんだものね。

いろんなものごとが文字通り私の上を通過していきました。
もう私は九つの女の子でも十六の少女でもありません。
何だかもっと下世話な何かです。
悲しいけれど事実です。
そんな時間の中で一つだけ決して揺るがなかったものが、貴女への想いでした。

ねえはるか、私は今でも貴女が好きです。
大好きです。
貴女の恋人になりたい。
いつまでも手を取り合って生きていたい。
あたしはやっぱり心底そう思っているのよ』

ねえはるか、とまことが自分の名を呼んでくれていた。
恐る恐る、自分の表情を伺いながら。
無性に彼女に会いたいと思った。
昔みたいに手を繋ぎ、あの裏口での時のように彼女をきつく抱きしめて、そして頬ずりしたいと思った。
そうやって、大丈夫だよと安心させてあげたかった。

今度はその先だってかまわなかった。
むしろあの夜一度きりの相手の唇の感触をもう一回確かめたいとさえ感じていた。
自分のその気持ちを初めてはっきりと言葉にして考えた。

いつもいつも誰かと唇を重ねるたびに自分は上の空だった。
比べていたのはあの夜のまことの口づけだった。
そこから迸るようにして伝わってきた何かを思い出しては、それがちっとも感じられないことをどこかで寂しく思っていた。

『厚かましいよな、と自分でも思います。
八年も不義理を重ねて、あまつさえおばさんが亡くなったことさえ知らないで、そのうえでなお、あたしはこんなふうに一方的に自分の気持ちをぶつけるような文章を貴女に向かって書いている。
きっとあたしという人間は、あの母と同じほど恥を知らない人間なのだろうなとも思います』

そんなことないよ。
胸のうちではるかはそっと呟いた。

『でもこれだけは忘れないで。
もし貴女が崩れそうになったらいつだって私が必ず支えてあげる。
どこからだって飛んでいく。
もちろん貴女がそれを許してくれるのなら、だけれど』

いつのまに手が動いて自分の口元をおおっていた。
気がつくと自分は泣き出していた。
何故涙がこぼれるのかわからなかったけれど、その涙は昨夜の涙よりももっともっと温かなものだった。

『ごめんなさいね、こんな手紙を送ってしまって。
返事は正直、ほしいです。
それがどんな答えでも私にとっての一つの区切りにはなるのだろうと思うから。
そしてそれとは関係なく、一度おばさんにお線香を上げには伺いたいと思っています。
やっぱり貴女が許してくれるのなら、という留保はつくけれど。

でもやっぱり怖い。
拒まれて、それでも貴女に会うのは怖いの。
だったらこんな手紙出さなければいいのにね。
ここまで書いた今も、本当にこれを投函できるのかどうか、自分でもまだ少し迷っています』

そこで断ち切られたように終わってしまった手紙の最後には、住所と一緒に十桁の電話番号が丁寧な楷書で記されていた。
はるかは便箋を広げたまま、しばらくその並んだ数字を黙って見つめた。
自分の中に今ふつふつと湧いてきたその想いが本当に確かなものなのか、それをちゃんと見極めたいと考えていた。


[第二百十五話(はるか篇-8)] [第二百十七話(まこと篇-8)]

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by takuyaasakura | 2008-10-27 11:53 | 第二百十六話(はるか篇-8) | Comments(0)

その日、止まっていたはずの彼女たちの物語が再びそっと動き始めた。
by takuyaasakura
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[登場人物]

来生まこと
24歳。小学校時代に母親とともにはるかの隣家へ越して来る。以後は、はるかにとって一番近い存在となったのだけれど、高校卒業を前に家を出て現在は所在不明。

片岡はるか
24歳。教職についていた両親の一人娘で、自身は現在保育士として地元の幼稚園に勤めている。母の死後、二人暮しで衰えた父親の面倒を見ながら日々を送っている。

久住哲平
湖畔の食堂の一人息子。まこととはるかの二つ上で、二人の幼馴染み。現在は自動車修理工で故郷を離れている。



浅倉卓弥
(あさくら たくや)


1966年7月13日北海道札幌生れ。東京大学文学部卒。
2002年『四日間の奇蹟』で第一回『このミステリーがすごい!』大賞金賞を受賞し翌年デビュー。『君の名残を』、『雪の夜話』、『北緯四十三度の神話』、『ライティングデスクの向こう側』、『ビザール・ラヴ・トライアングル』など、次々と話題作を発表する気鋭の若手ベストセラー作家。



[連載小説]
*毎週月~金曜日連載*



[おことわり]

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